HOT AIR ROASTED COFFEE WITH A SPECIAL AROMA

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コーヒーの抽出器具類

 
 
コーヒーを淹れる方法には様々な方法が用いられ、淹れ方により味の違いがあり楽しめる要素があります。
その中でも代表的な抽出方法を引用しました。
コーヒーを淹れるのにも様々な器具があり多種多様です。
全て揃えるというのは大変なので、まずはペーパードリップから始めるといいかと思います。
略式で示していますので、色々な方法でコーヒーを楽しんでみては如何でしょうか。
 
 
ドリップコーヒー

お湯を沸かす器具とコーヒーミル

コーヒーを自宅で淹れるには専門店や通販でも購入できますが、なるべくなら焙煎された豆のままの状態で購入するほうが粉の状態よりいいでしょう。
焙煎されたコーヒー豆は3~4週間ほどで酸化しはじめ劣化してとても飲める状態にはなりません。
粉の状態での購入でもいいですが袋から開けたら速やめの飲用をすすめます。
また、抽出方法によっては最低限のお湯を沸かすポットやコーヒー豆を粉砕する専用のミル機があれば重宝します。
最近では温度調整付きの電気ポットや手動ミルでも高性能のものがありますので好みによってお持ちいただくといいでしょう。
また、コーヒーを飲む時のカップも陶器のタイプが理想ですが、お好みのものを選択しておくといいでしょう。
 
ラッセルホブス電気ポット
ラッセルホブスの電気ポット 
 
 
温度調整可能な電気ポット
温度調節が可能な電気ポット
 
カリタ電動ミル
カリタ社の電動ミル ネクストG
 
一般的な手動ミル
一般的な手動ミル
 
電動グラインダーがあると、とても便利で役立つと思います。
市場に出回る多くはコニカル刃タイプかフラット刃タイプですが、
価格も様々ですが、いいものになるとかなり高額になります。
グラインダーは料理でいうなら良い包丁が必用と同じ見識になりますので、
なるべく評判のいい良い刃がついているものを選ぶ事をお勧めします。
また最高峰のグラインダーとして井上製作所のリードミル
TREE FIERD社のKIRIMAIといった2段階構成のミルも登場しています。 
 
 
 
一般的なコニカル刃とフラット刃の構造

ペーパードリップ

 
ペーパードリップ抽出写真
 
 

 
もっとも日本で多い抽出方法はドリッパーにペーパーフィルターをセットし、中挽き程度のコーヒー粉を入れ、お湯を注ぎ抽出する方法です。
粉の層をお湯が通って抽出される「透過法」という種類の抽出方法になります。
手軽で衛生的で後始末が簡単なこともあり、一番普及している抽出方法です。
ペーパードリップは1908年にドイツのメリタ・ベンツ夫人が考案した抽出方法で、現在では様々な形状のドリッパーがあります。ペーパードリップは、コーヒーの雑味を紙が吸収してくれて良い部分だけが綺麗にカップに落ちてくる、という見方もあれば、コーヒーの良い風味がつまった油分(コーヒーオイル)が紙に吸収されてしまうので物足りなく感じる、という見方もあるようです。日本人は、ペーパードリップのスッキリした味を好む傾向にあります。
コーヒーサーバーとペーパーフィルターが必用になります。

ネルドリップ

 
 
 
 
古くから伝わるコーヒーのろ過方法で「布ドリップ」や「ソックスドリップ」とも呼ばれ、ペーパーよりもネル派というコアなファン層もいます。ペーパードリップでは得られないコーヒーオイルが布を透過するのでペーパーフィルターよりコーヒー感があります。コーヒー粉はペーパーフィルター同様、中挽き程度のものがいいと思います。ただしネルのフィルターは再利用できますが、その都度、抽出後の粉を捨てお手入れと掃除が必用になります。
 
 
ネルドリップ抽出写真

フレンチプレス

 
フレンチプレス器具イメージ
 
 
 
フレンチプレスは色々な名前で呼ばれ、イタリアでは「カフェッティエラ ア スタントゥッフォ 」、ニュージランド オーストラリア等では「コーヒープランジャー」として知られていて、この器具で抽出した珈琲は「プランジャーコーヒー」と呼ばれています。フランスではメリオールやボダムのような一般的な商標で呼ぶこともあります。若干、粗びきのコーヒー粉をお湯に浸してから金属のメッシュフィルターを押し下げて抽出液を得る方法ですが、コーヒーオイルには微粉が残りコーヒーの豊かなコクを感じたい方にはいい抽出方法です。また、器具の清掃も必用になります。

エアロプレス

 
 

近年に登場したエアロプレスは、2005年にアラン・アドラー氏によって発明されました。コーヒーの粉はチャンバーと呼ばれる筒の中で10〜50秒間お湯に浸され、その後プランジャーと呼ばれるピストンで圧力をかけられ、フィルターを通り抜けて抽出されます。フィルターは専用ペーパーフィルターまたは薄い金属フィルターが使われ、フレンチプレスに似た抽出方法とペーパーフィルタードリップのようなすっきりした味になります。細挽きから中挽き程度の粉が使われます。またエスプレッソに近い濃いコーヒー感が得られ、その後もコーヒー愛好家達によってインバート法(倒立法)が多く見られます。
 

 
エアロプレス器具イメージ

水出しコーヒー

 
ダッチコーヒー器具
 
 
水出しコーヒーは、別名ダッチコーヒーと言われ、戦前のオランダ領インドネシアで、苦味やえぐ味の強いロブスタ種のコーヒーが栽培されていたため、水による抽出法が考案されたと言われています。カフェイン等の刺激成分が少なく飲み口が良く、深いコクもあり、酸化もしにくいなどの特徴があります。近年ではサードウェーブの影響で浅煎りのコーヒーにも使われます。写真にあるような本格的なガラス器具もあり、時間をかけて点滴のように抽出される様子も視覚的な要素として用いられます。また家庭でも簡単に作れるような器具も様々に販売されていて「コールドブリュー」として海外でも近年用いられています。ドリップしたコーヒーを容器のまま冷蔵庫で一晩寝かせて保管できる点も暑い夏場にはいいですね。

サイフォン

 
サイフォンで淹れるコーヒーは、コーヒー粉に一定量のお湯を浸してじっくりと抽出する『浸漬(しんし)法』を使って淹れていきます。
ロート内で粉とお湯を混ぜてコーヒーを抽出していくので、ロート内で、飽和状態になると、それ以上溶け出しません。そのためサイフォン式コーヒーで淹れたものは、柔らかくすっきりとした味わいが特徴です。理科の実験を思い起させる見た目と印象は、フラスコ内に少しずつコーヒーが溜まっていき優雅な気分にもさせてくれます。サイフォンを始めるにはサイフォン器具とフラスコ内の水を沸騰させるのに必要なアルコールランプやガストーチ、ハロゲン等の熱源が必用になります。また攪拌用の竹べらも必用で、器具の清掃も必用です。近年は大手のコーヒーチェーンでもその視覚効果で多く用いられています。
サイフォン器具

マキネッタ

 
マキネッタ器具
 
 
マキネッタはモカエキスプレスまたはモカポッドとも呼ばれ、ガスの直火や電気式レンジの上で使用する構造になっています。予め細挽きしたコーヒー粉をフィルターに充填してボイラー内に水を入れておき、熱源により内部のボイラーで水が沸騰蒸発し、水蒸気により加圧状態となると蒸気圧により、熱湯が徐々に漏斗に沿ってフィルターを経て本体上部に達します。その後火を止めてコーヒーを淹れます。ビアレッティ社等が有名で、1933年にアルフォンソ・ビアレッティ氏により開発されました。現在では類似品が各メーカーから販売されています。ヨーロッパ圏内では比較的安価な器具の為普及しているようです。

エスプレッソ

 
スターバックスやタリーズなど大手コーヒーチェーンが欧米や日本の若者を中心に虜にしたシアトル系のエスプレッソドリンク。エスプレッソはイタリア発祥ですが、今日世界的に普及していてどこの町でも専門店が並び、特にミルク系のラテやフラットホワイトと呼ばれるメニューは圧倒的な指示を得ています。エスプレッソの器具は家庭用から業務用まで様々なメーカーのものがあり、どの器具を選べばいいか正直迷うところです。業務用で使用する機械は数百万もするものが大半で中々家庭で使用するには手がでません。しかし、ミルに限っては味にもっとも影響して、手動式から電動式まで様々なものがありますが多少値がはっても微細に細かく挽ける扱いやすいものを選ぶのが一番です。また、エスプレッソ系の焙煎豆は極細挽きの豆を使用して加圧する事から焙煎直後の新鮮な豆より、一週間ほどガス抜き(エージング)した豆を使用する事が安定したよい結果が得られます。家庭用のエスプレッソマシンでも練習次第ではラテアート等も上手く描けると思います。
 
エスプレッソの抽出
 
エスプレッソグラインダー
業務用のエスプレッソグラインダー
 
 
業務用エスプレッソマシン
業務用エスプレッソマシン
 
ミルクスチーミング
マシンのスチームでミルクフォーム